
うつ病で会社を退職・再就職までの苦難、私の体験談
うつ病で、結局退職することにしました。
もちろん仕事は続けなくてはいけないのですが、予想以上に困難でした。
うつ病で会社を退職
画像出展:http://www.photo-ac.com/
うつ病から、職場復帰しましたが結局1年で退職することとなりました。
最後には、自分の職場に異常さに気が付いて退職することに迷いはなかったです。
退職する2ヶ月前くらいから転職活動はしていましたが、やはり仕事をしながらだと活動しづらく1ケ所面接しましたが、決まりませんでした。
ここで、自分は最初のミスをしてしまいました。
会社の退職を主治医に相談していなかったんですよね。
退社後に診察に行ったときに報告という形になりました。
退職したことは、良かったんではないかと言われましたね。
ただ、退職の仕方は相談したほうがよかったかな?と。
退職が、うつ病によるものだということなら傷病手当金をもらえる条件で退職すればよかったんです。
もちろん、きちんとした診断をもってですが、傷病手当金をもらえれば再就職も慌てずに活動できたんですよね。
主治医に退職を相談したら、怒られるか?止められるか?するかと思って事後報告にしたんです。
いま思えば、なんで相談しなかったんだろうと思うんですが、ちょっと冷静な判断が出来なくなっていだんですかね~。
再就職が大変だった
退職して、いざ就職活動をしようとすると40代という年齢は、やはり足を引っ張りました。
職種や仕事内容が、かなり限定されてきます。
転職まで、結局20社以上受けましたが、ほとんど書類選考で落とされます。
面接まで行ったのは、4社くらいでしたかね。
就職活動を始めて、2ヶ月目くらいで内定をもらった会社はあったんです。
しかし、面接時に職場を見学したんですが、前の職場と似たような感じを受けたんです。
あと、求人票と実際の求人内容に違いがあったので、焦らずに辞退したのです。
ですが、ここから全く条件の良さそうな仕事がなくて、条件をどんどん緩くしていくんです。
しかし面接までも行かないんですよ。
少しでも条件がいいと、皆応募してくるのでライバルが多くなり、そうなると若い人がやっぱり有利になってくるんです。
ここまで、一般求人で探してきましたが、賃金の割に仕事の条件がいまいちな会社が多くて困りましたね。
この時点で、退職して半年も経過していました。
時間はタップリとあったので、色々と調べたり主治医に相談したりしてたんですが、ここから障害者保険福祉手帳をもらって障害者雇用にも応募していくことにしました。
そして、ここに来て第二のミスが発覚しました!
退職してから、もちろん失業保険は給付を受けていました。
この失業保険は障害者求人だと、一般求人に比べて給付日数が約2倍になるんですよ。
自分の場合は、最長の360日になるんですよ。
しかしです・・・
これは、失業保険の申請時に障害者求人を選択している場合です。
自分は一般求人で申請して、あとから障害者求人を利用しました。
実は、こういう後から障害者求人を利用しても失業保険は申請時の状態からは変更できないんですよ!
一般求人なら一般求人での給付になるんです。
途中で障害者求人の給付には変更できません。
都道府県によっては、変更できた話も聞いたことがあったので訴えましたが、自分の場合は無理でした・・・
ちなみに障害者求人で申請していても、一般求人には応募できますし、病気のことを開示しないこともできます。
ただ、精神障害で病気を開示しないのは本人にはデメリットとなりえますけど。
失業保険が障害者求人で受理されれば、給付日数が長いので再就職の準備も余裕があったと思います。
それに再就職手当や、就業促進定着手当も給付されただろうと思います。
まあ、退職して半年くらいは、そんなことは知りませんでしたし、障害者求人なんて考えてもみませんでした。
そもそも、失業保険の申請時に障害者求人の説明なんてなかったです。
一応、受給資格者のしおりには書いてありますが、さらっと一文「本人からの申し出が必要です」と書いてあるだけだし・・・
制度自体知らなきゃ、申し出るわけないだろ!と、落胆しましたね。
うつ病で会社を退職、再就職まとめ
約10ヶ月もの求職期間を経て、障害者求人で再就職を果たしました。
障害者求人でも、非公開求人というハローワークからの紹介が必要な求人で就職しました。
面接前には、会社見学もしましたし、紹介求人なので他にライバルもいませんwww
面接自体も一般求人とは違い、病気に配慮した感じで緊張せずに受けることが出来ましたね。
勤務時間も6時間で、残業もないですし、病気に配慮していただき、楽な勤務内容と必要最低限の人付き合いにしてもらっています。
そして、最初の2か月くらいは障害者職業センターのジョブコーチ支援を利用して仕事に対する助言や援助をしてもらい非常に助かりました。
障害者求人は、こうして障害に最大限の配慮をしてもらえるので大変安心できます。
心身に無理なく働いて行けると思います。
このように、精神障害でもメリットの多い障害者求人ですがデメリットも勿論あります。
それは、一般求人より賃金が安いということです。
まあ、障害に配慮して仕事の内容も簡単ですし、労働条件も緩いですから仕方ないですけど。
その分、障害年金を受給して少ない分を穴埋めしている感じです。
しかし、うつ病などの精神障害の場合は、ある時点で治ったとみなされれば障害年金も受給できなくなりますし、障害者として就職した状況も変わります。
そういった場合は、自分の会社の場合は一般の職種としての配置換えとかもあるそうなので心配は少ないかと思います。
とりあえず、今の会社をうつ病で退職したい!となったら、主治医に相談して退職から再就職までのスケジュールをしっかりと決めて頂きたいと思います。
そして、自分に有利な制度は利用して、今の生活を守っていきましょう!