うつ病で会社を休職、私の体験談

自分は、3年ほど前にうつ病になりました。

心身ともに追い詰められて、休職することになったのです。

 

 

転勤がきっかけに

67df18dcd1c5088c2e59767a1ec5a76d_s画像出展:http://www.photo-ac.com/

今から、20年ほど前に有名な会社の子会社に就職しました。

まだ、若かった自分は賃金目当てで工場の交代勤務の仕事に就職したんです。

この頃は、まだバブルの恩恵があって給料のわりには緩い仕事でしたね。

しかし、何年か働いていると次第にルールや仕事が厳しくなってきました。

それでも最後に会社を退職するときに比べれば、まだまだ楽でした。

部署や仕事の内容が変わりつつも、同じ工場で働いていました。

でも、数年前には主業務は他の工場に移転していて数名の小さな規模での仕事となりました。

残業も、ほとんどなくて楽でしたが、いつかココはなくなるな~と思っていました。

そして、ついに工場はなくなり主業務を行っていた違う工場に転勤となりました。

この転勤から歯車が狂っていきました。

いままで車で30分くらいの通勤だったのが、高速を使って1時間もの通勤となり、これがかなりストレスでした。

高速道路の運転って、元々退屈なんで好きではなかったんですが、仕事で疲れて帰るときなどは気を使い余計に疲れましたね。

そして、この移動の時に平社員から役職者になりました。

まあ、一応出世したともいえるんですが。

そして、転勤してから一気に残業時間が増えました。

みるみる体重が減ったので、かなりハードだったのが分かります。

それに加えて、気を使ったり、指示を出すといった人の上に立った仕事やコミュニケーションが苦手だった自分には、この時の環境はかなりのストレスとなっていました。

 

うつ病で休職

それでも、なんとか自分なりにこなしていたつもりでした。

そんな中、ある時に部下のミスで設備を壊してしまいました。

結構な金額の損害となったので、その対策に連日追われることとなりました。

この時、すでに結構な心労が来ていて、会社に行くのが大変苦痛となっていました。

さらに、この数か月後に部下が労災を起こすという決定的な事件が起こりました。

この報告を聞いたとき、急激なめまいに襲われました。

まわりの音が聞こえなくなり、視界もぼやけていました。

同僚が何か話しかけていましたが、全く理解できませんでしたね。

しばらくして収まりましたが、動悸が凄くて正常な状態ではなかったですね。

この時に、自分の中で何かが確実に壊れたように思います。

そして、先の設備破損の対策に加えて、労災の対策にも追われることとなりました。

上司と部下からの板挟みで、心労もピークになっていました。

休日も仕事のことが頭から離れず、休日が終わって会社に行くのが、とても恐怖となっていたんです。

会社に行っても、もはや自分の手に負えない気持ちになっていました。

もう、何をしたらいいのか分からなくて、とにかくこの状況から逃げ出したい気持ちで一杯になっていました。

会社に向かう途中でも、このまま何処かに行ってしまったら楽になるのか?とか消えちゃえばいいのか?とかネガティブな思考に支配されていました。

しかし突然、なぜか自分で「これってうつ病なのかな?」って思ったんですよね。

で、近所の病院を調べてみました。

そして、近くですぐに診てもらえるところが見つかり診察を受けました。

結果として、うつ病との診断されて、すぐに診断書を貰えました。

週末の休みだったこともあり、とりあえず上司に電話で結果を伝えました。

とりあえず、月曜に会社できちんと話をさせてくれとの事で重い足で会社に向かいました。

会社につくと別室に呼ばれて、診断書を提出。

現状の環境では、これ以上やっていく自信がない、無理だ!ということを伝えて部署を変えてもらうか、いっそ退職してしまおうかと考えていることを伝えました。

すると、状況は理解してくれたようで面談が終わるとすぐに休職となりました。

会社の帰りは抜け殻のような状態で、とりあえず会社に行かなくてもいいんだと久しぶりに安らかな気持ちになりました。

 

 

うつ病で会社を休職のまとめ

とりあえず、転勤してからは転がり落ちるように精神が蝕まれていきましたね。

休日も気持ちが休まらないし、何もする気力もなくなってしまい、こんな状態がずっと続くのかと思うと、さらに気持ちが落ちていきました。

通勤で会社に向かって、段々と近づいていくのが恐怖でしたね。

仕事が終わって帰るときは、解放されて気持ちもいくらか楽に感じました。

しかし、寝る頃には寝てしまったら、すぐに朝が来て会社に行かなければいけないと考えてしまい、憂鬱でなりませんでした。

でも、医者に診てもらったことで休職を取ることが出来ました。

しかし、心はすっかり疲弊してしまっていますから、ここから長い療養生活が始まることとなったのです。

次は、療養生活について話をしたいと思います。