うつ病とは?どんな人がかかる病気なの?

うつ病とは気分障害の一種で、抑うつ気分、意欲・興味の低下、食欲低下、性欲低下、不眠などを特徴とした精神障害です。

近年、うつ病の患者数が増加傾向にあり誰にとっても身近な病気となってきています。

精神症状が続くだけでなく、いろいろな身体症状も出てくるため説明の難しい病気なのです。

 

 

気持ちの問題ではなく治療が必要な病気である

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うつ病は脳の情報伝達をになう神経伝達物質が欠乏した状態です。

うつ病の症状として下記のようなものがあげられます。


・意欲が出ない。


・心から喜べない。心から笑えない


・ストレスを感じると睡眠障害になる


・朝起きられない


・心身とも疲労感を強く感じ体が鉛のように重く感じる。


・集中力や思考力がなくなる


・死について何度も考える

上記のような症状が2つ以上当てはまり、それが2週間以上続く場合はうつ病の可能性があります。

うつ病になると思考がマイナス思考になりがちですから、頑張らなきゃとか、しっかりしなければと考えがちです。

しかし、うつ病は名前の通り治療が必要な病気です!

気持ちの問題だとか、気合でなんか良くなりません!

れっきとした病気ですので、上記の状態が続いている方は早く医師の診断を受けましょう!

 

うつ病には、どんな人がなるの?

うつ病になりやすいタイプというのが、まじめで責任感が強く、人あたりもよい。

周囲の評価も高い人が多いということがいわれています。

こういう人は、自分の許容量を超えてがんばりすぎ、ストレスをため込んでしまいます。

その為に、こころのバランスを崩してしまうのです。

だからといって自分の性格を変えるのは、ちょっと無理ですから医師に相談して指導を受けるのが得策です。

また、一般のデータでは男性より女性のほうが、うつ病になりやすいと言われています。

ただ女性のほうが受診する患者さんが多いことや、女性特有の体の特徴や生活による出来事なども理由のようです。

ほかに、高齢者の方も配偶者との死別や社会的孤立などで、うつ病になるケースも多いです。

 

 

うつ病のまとめ

うつ病で大切なことは、うつ病はただ1つの原因のみで発病するのではないということです。

うつ病は過度のストレスが原因と言われており、多いのが人間関係のストレスや環境の変化。

「昇進」や「結婚」といった嬉しい出来事から起こることもあります。

このように、だれでもうつ病になる危険性があります。

そして、うつ病というのは治るのに時間がかかり、再発しやすい病気です。

うつ病と思われる症状を確認したら、早めに信頼できる医師に相談しましょう。