うつ病の症状とは?精神と身体の両方に異変が起きる!?

うつ病の症状というのは、精神と身体の両方に現れます。

身体の症状というもは、精神の症状よりわかりやすいのですが、これがうつ病が原因だとは本人も自覚できず中々判断されにくいものなのです。

 

 

精神の症状・異変

a43ea6586203855584bb1fcd94cfab0f_s画像出展:http://www.photo-ac.com/

精神の症状で多いのは、「抑うつ気分」と「意欲の低下」です。

・抑うつ気分

うつ病最大の症状です。

悲しい気持ちになり、気分が落ち込む。

なんの希望ももてなくなる。

症状が進むとなにもなくても泣けてくるが、悲しい事で泣いてるわけでないので気分転換もできない。

・意欲の低下

今まで好きだったことや趣味などのやる気がでない。

人と話すのが面倒になり、楽しくなくなる。

前向きな努力がしづらくなる。

症状が進むと外出する気がなくなり、日常生活の色々なことが面倒になる。

やらなきゃいけないと思うが、何も出来なくなる。

・思考力の低下

集中力が低下していき、やがて物事の優先順位がわからなくなる。

何が大切なのがピンと来ない。

からだの動きも遅くなる。

物覚えが悪くなり暗算が苦手になる。

症状が進むと何をしたらいいか全くわからなくなる。

症状が進んでくると自然と死にたくなるという状態になってきます。

思い詰めて死ぬ人もいれば、意識せずにフラッと自殺する人もいます。

恐ろしいのは、この状態になれてしまうということ。

また、よほど重症でない限りは1日中続くことはない。

朝が最悪で次第に楽になる日内変動という傾向がある。

昼は平気だから大丈夫なんじゃないかと思って放置する人がいるが、それが一番よくない、これこそがうつ病の症状です。

そのうち、布団からでるのさえ嫌になります。

 

身体の症状・異変

うつ病になると、さまざまな症状がでてきます。

・睡眠の異常

眠れない、もしくは寝すぎといった状態。

眠れないのは寝つきが悪い、夜中に起きる、朝早く目が覚めるといった症状。

寝すぎは昼間で眠いとか、もしくは一日中眠い、いくらでも寝られるといった症状。

脳は睡眠中にストレスを処理するので、睡眠が悪くなると脳が休めずに症状が悪くなる。

・食欲の低下もしくは増加

食欲がない、何を食べてもおいしくない、食べるのが億劫になる。

甘いものが欲しくなり過食に走る。

・疲労、倦怠感

体がだるい、体が重い。

ひどく疲れる、疲れがずっと残っている。

・ホルモン系の異常

月経の不順。

勃起障害、性欲の低下がみられる。

・その他の症状

頭痛、肩、背中、四肢関節の痛みなど。

便秘、胃の痛み。

発汗

 

 

うつ病の症状まとめ

上記のようにうつ病では、いろいろな症状が現れるためうつ病の自覚がない。

自覚がない人は、うつ病の8割にのぼるとも言われている。

実際、うつ病の患者さんの多くは病院の初診では精神科でなく内科を受診していると言われている。

うつ病になると普段なら見過ごす程度の不調も大きく感じてします。

上記の症状があるならば、早めに医師に相談することをおすすめします。